文部科学省認可財団法人
日本手芸連合会
日本手芸連合会
ご挨拶
ご挨拶
明治41年に、実技実学教育を掲げてわが国女子教育界に登場された大妻コタカ先生は、昭和41年に創立された日本手芸作家連合会の初代会長に就かれて、「手芸」が単なる趣味や実用の世界の出来事に止まらず、生活内容の美化・充実、あるいは日常の生活態度や姿形の優美さ、自由・責任・悦びや創造力の涵養などにも資する高尚な人間的営為であることを標榜して、その普及啓蒙活動に尽瘁されました。

爾来半世紀余、本連合会も着実な発展を遂げていまでは3百名を超える方々が「手芸作家」として、全国各地で自らの創作活動の傍ら、その道の専門家として後進の指導に当たっておられます。
いまわが国では、何を精神的な主柱とすればよいのかが見えにくくなっております。また人間的豊かさの価値をどこに求めたらよいかについても迷いがあります。そういうなかで、日常に密着し実用的価値だけでなく精神的価値をも幅広く身につけることができる場として、「手芸教室」がいま再び見直されようとしております。学習塾に通うばかりでなく、心身の健全な発達のために、性別や年齢に関係なく集まって学べる「手芸教室」は、他と協働することの大切さや、互いに教え合ったり褒め合ったりすることの楽しさなどを学び合うことができる場として最適だからでありましょう。


本連合会はそういう活動を幅広く支援する公の機関として各界から高い評価を頂いて参りました。「手芸作家」を志される方には作品発表の機会を提供し、「手芸指導者」を目指される方にはそのノウハウを伝授する、などこれからも多様な活動を続けて参る所存です。一人でも多くの方が本会の趣旨に賛同され、奮ってご入会下さいますようお待ち申し上げております。

財団法人 日本手芸作家連合会会長 花村 邦昭